中国語が難しいと感じるのはなぜ?挫折しやすい原因とやり方の見直し方

2026年10月20日

「中国語の勉強を始めてみたけれど、発音がどうしても難しくて諦めそう」「漢字だから簡単だと思っていたのに、文法や意味の違いで混乱してしまう」

そんなふうに悩んだ経験はありませんか。

中文堂です。

埼玉県さいたま市岩槻区で完全マンツーマンの中国語レッスンを行っています。当教室には、独学でテキストを開いてみたものの途中で手が止まってしまった方や、以前習っていたけれど思うように身につかず再挑戦したいという大人の方が多くいらっしゃいます。

まず最初にお伝えしたいのは、中国語を「難しい」と感じてつまずいてしまうのは、あなたの才能ややる気が足りないからではない、ということです。多くの場合、つまずきの根本にあるのは学習の「やり方」や「進める順番」にあります。

今回は、日本人が中国語を学ぶ際になぜ壁にぶつかりやすいのか、その理由を丁寧に紐解きながら、無理なく力を伸ばしていくための視点をお届けします。

中国語が「難しい」と感じて立ち止まってしまう本当の理由

中国語の学習をスタートした方が最初に直面しやすいのが、「思っていた以上に音の聞き分けや発声がうまくいかない」という感覚です。

日本語には母音がおよそ5つしかありません。一方の中国語には、複合母音を含めると30種類以上の母音があり、子音の区別も日本語よりはるかに細かくなっています。さらに、音の高低の上がり下がりを表す「四声(声調)」が存在します。同じ「ma」という音でも、平らに伸ばすのか、下から持ち上げるのか、低く抑えるのか、上から一気に落とすのかによって、意味がまったく別の言葉になってしまうのです。

独学でCDやアプリの音声を一生懸命に聴いて真似してみても、「自分の口から出ているこの音が本当に合っているのかどうか」は、自分一人では判断がつきにくいものです。合っているのか間違っているのか確信が持てないまま練習を重ねていると、知らず知らずのうちに自己流の癖がついてしまい、いざ実戦で使ってみたときに相手に通じず、自信を失ってしまうことにつながります。

また、日本人にとって中国語は「漢字を使う」という共通点があるため、親しみやすさを感じる反面、それが思わぬ落とし穴にもなります。「見ればなんとなく意味が推測できる」という油断から、字の形だけを目で追ってしまい、音と意味のつながりを後回しにしてしまうケースが目立ちます。目で見て分かった気になっても、耳で聴き取れず、口から出てこない状態に陥ってしまうのです。

こうした壁に当たったとき、「やっぱり語学のセンスがないんだ」「外国語を覚えるのは向いていないんだ」と思い詰めてしまう方が少なくありません。ですが、それは大きな誤解です。日本語の環境で育った人が、日本語にはない音の出し方や音の高低に戸惑うのはごく自然な反応です。つまずく原因は頭の良し悪しではなく、単に「音の捉え方と練習の手順」が噛み合っていないだけなのです。

日本人ならではのつまずきポイントと乗り越え方

日本人が中国語を習得しようとするとき、特につまずきやすいポイントには共通した傾向があります。自分がどのポイントで立ち止まっているのかを把握するだけでも、気持ちがずいぶん楽になりますし、次に打つべき手も見えてきます。

1. 発音の壁(四声と息のコントロール)

多くの方が「ここで心が折れそうになった」と口を揃えるのが発音です。特に以下の3つは、日本語の感覚のままでは対処が難しい部分です。

ひとつ目は「四声(声調)」です。日本語にも「雨」と「飴」のような高低アクセントはありますが、ひとつの音節の中で音を上下させる感覚には慣れていません。第一声の「高く平らに保つ音」や、第二声の「下から一気に引き上げる音」、第三声の「低く抑える音」、第四声の「上から強く落とす音」は、頭でルールを理解するだけでなく、喉や息の使い方の感覚を体で覚える必要があります。

ふたつ目は「有気音と無気音」の区別です。日本語を話す私たちは、「か」と「が」のような「清音と濁音」の聞き分けには長けています。しかし、中国語には清音・濁音の区別がなく、その代わりに「息を強く吐き出しながら出す音(有気音)」と「息を抑えて出す音(無気音)」の区別があります。この息のコントロールは、普段意識して使わない筋肉を使うため、頭での理解を超えて口元の形を地道に整えていくことが求められます。

みっつ目は「そり舌音」です。舌先を持ち上げて発音する音ですが、舌の奥を丸めすぎてこもった音になってしまったり、逆に舌の位置が浅くて日本語の音に引っ張られてしまったりします。これらは、自分の発音をその場で耳で確かめてもらい、その都度「今の音は少し舌の位置が深すぎます」「息の出し方をもう少し強めにしてみましょう」といった具体的なアドバイスをもらいながら微調整していくことで、無理なく整っていきます。

2. 簡体字の思い込みと漢字のズレ

「漢字を知っているから有利」と言われる反面、漢字が邪魔をしてしまう場面もあります。

現在、中国本土で使われている「簡体字」は、日本の漢字をさらに省略した形が多く使われています。例えば「言偏」が一本の棒のようになったり、「門」の構えが大きく省略されたりしています。見慣れない字形に対して抵抗感を覚えてしまう方もいれば、逆に日本の漢字と同じ表記を見て「日本語と同じ意味だろう」と思い込んでしまう場合もあります。

代表的な例が「走」という漢字です。中国語で「走」は「走る」ではなく「歩く・去る」という意味になります。「走る」を表現したい場合は「跑」という別の漢字を使います。また、「愛人」という言葉は、中国語では配偶者(夫や妻)を指す言葉として使われます。日本語の感覚を引きずったまま直感だけで読み進めてしまうと、思わぬ意味の取り違えが起きてしまいます。

漢字の形にとらわれず、新しいひとつの記号・単語として、発音とセットで意味を整理していく姿勢が助けになります。

3. 時制とアスペクトの捉え方

文法において日本人が混乱しやすいのが「時制(テンス)」と「アスペクト」の違いです。

日本語や英語には、動詞の形を変化させて「過去」を表す明確な仕組みがあります(「〜した」「walked」など)。しかし、中国語には動詞そのものの活用変化がありません。昨日起きたことでも、いま起きていることでも、動詞の形そのものは変わらないのです。

ここで学習者の多くを悩ませるのが「了(le)」という言葉です。初級の段階で「了は過去形を表す言葉だ」と単純に覚えてしまうと、後から大きな混乱に陥ります。「了」は単に過去のことを表しているのではなく、「状況が変化したこと」や「動作が完了・実現したこと」を示す言葉だからです。そのため、未来の予定であっても「了」を使う場面がありますし、過去の出来事であっても「了」をつけない文がたくさんあります。

「過去形が存在しない言語で、時間の流れをどう捉えるのか」という感覚は、英語や日本語の枠組みだけで考えているとなかなか腑に落ちません。ここを理詰めで丸暗記しようとすると苦しくなりますが、文の構造や話し手の視点を順序立てて紐解いていくと、驚くほどすっきりと理解できるようになります。

無理なく前へ進むために整えたい「学ぶ順番」と環境

中国語が難しく思える原因のほとんどは、取り組む順番がバラバラになっていることと、フィードバックを受けられない孤独な環境にあります。

発音の基礎が固まっていないうちから長文の読解や難しい文法事項に手を広げてしまうと、インプットの量ばかりが増えて頭の中が整理しきれなくなります。まずは土台となる音の出し方をひとつずつ固め、簡単な単語や短いフレーズを声に出して使い、それを徐々に積み上げていくという「無理のない順番」で進めることが何よりも近道になります。

私自身、中国語を学んだ当初は皆さんと同じように、発音の難しさに悩み、簡体字の形に戸惑い、文法の感覚をつかむのに苦労しました。海外留学を経験したわけではなく、日本国内で試行錯誤を繰り返しながら中国語の勉強を続け、難関とされる全国通訳案内士(中国語)の国家資格を取得した経歴を持っています。

だからこそ、「日本人がどこで疑問を抱き、どこでつまずきやすいのか」を、知識として知っているだけでなく、自分が通ってきた道として実感を持って説明できます。また、元高校の社会科教師として教壇に立っていた経験があるため、複雑に見える文法や語彙の仕組みを分かりやすく整理し、学ぶ順序を整えてお伝えすることを得意としています。

大人になってからの学び直しでは、「分からないところを質問できない」「間違っているかどうか誰にも確かめてもらえない」という状態が一番の挫折要因になります。中文堂のレッスンは完全1対1のマンツーマン形式で、同じ講師が最初から最後まで一貫して担当します。周囲の目を気にすることなく、何度でも発音をやり直すことができますし、あなたの理解度やペースに合わせて課題を組み立てていくため、置いていかれる心配もありません。

レッスンは、発音の基礎固めから日常会話、旅行先で使いたいフレーズ、ビジネス会話、HSKや中国語検定の試験対策、途中で止まってしまった文法のやり直しまで、学びたい目的に合わせて自由に選んでいただけます。テキストをただ音読するだけでなく、「実際に話す・使ってみる」実戦の場面を多く取り入れているのも特徴です。

教室があるのは埼玉県さいたま市岩槻区で、東武アーバンパークラインの岩槻駅から徒歩13分ほどの場所に位置しています。落ち着いた静かな環境でじっくり学びたい方には対面レッスンが選ばれていますし、遠方の方やご自宅から気軽に学びたい方にはオンラインレッスンも提供しています。オンラインであっても対面とまったく同じ内容・同じ形式でマンツーマン指導を行いますので、ご都合に合わせた受講方法をお選びいただけます。

「一度挫折してしまったけれど、もう一度やり直してみたい」
「独学に限界を感じていて、基礎から正しく発音を直してほしい」
「仕事や趣味で、通じる中国語を堂々と話せるようになりたい」

そう思われたなら、ぜひ一歩を踏み出してみてください。やり方と進め方を整えれば、これまで難しく見えていた中国語の景色は少しずつ変わっていきます。

さいたま市岩槻区の教室で、対面でもオンラインでも受講できます。まずは実際のレッスンの雰囲気を体感していただける体験レッスンも行っていますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちら:https://chubundo.net/contact/

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